

ぐるめくにひろには、大勢の方が門を叩きに来ます。
ここに集まるみんなの共通の目的は、「無添加でハムソーセージのつくり方を教えてください。」です。
最初の一人を受け入れたのは、本人の強い気持ちにうたれたからです。
「私は広告代理店の社員です。子供も大学を卒業し就職しました。これからは、自分のために働きたい。自分づくりをしたい。退職後、故郷に帰り、地場の肉と水と塩でハムをつくっていきたい。そのために、無添加でハムソーセージをつくっている人を長い間さがしていた。なんとか弟子入りをお願いします。」ということでした。
当時、工房は設立したばかりで、「弟子」「見習い」を受け入れる余裕が無くお断りしたのですが、彼の熱意に、いい形はないだろうか、なにかできないだろうかと考え、見つけだし彼を受け入れました。
その後、仕事を覚えたいという人は後を絶たず、どんどん増えていきました。
話を聞いてからその人に一番あった形を探します。
人それぞれ生活の環境、ぐるめくにひろの工房からの距離などを含めて考え、なるべくお金のかからない方法を考えます。できるだけ受け入れる努力をしますが、お断りする方も時々います。
お互いが学べる場、その場にいる、私を含めたみんなが切磋琢磨できる場として、「自然づくり塾」という名を設けました。
塾生からぐるめくにひろのスタッフとして業務についている者もいます。
ぐるめくにひろでは、添加物をいっさい使わず、素材の味を活かし、塩や水の力を頼りに肉を加工調理しています。この加工調理法を学びたいという方には、精神誠意を込めてお力添えをしたいと考えています。
八ヶ岳の陶芸家の庭先に生ハムの熟成小屋があります。
塾生が、友人の陶芸家に頼んで建てたものです。
その小屋で塾生達が自ら仕込んだ肉を自然熟成にかけます。
秋から冬を越して春に生ハムになります。
自然をあいてに自然をたよりにする熟成なので半年後のハムの出来具会いが楽しみです。
春にみんなで収穫旅行に行きました。
