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京都大原三千院

昨晩の食事の感動を思い起こしつつ、京都の朝、目が覚めた。

テレビでニュースと天気予報をみながら、今日の予定を漠然と考える。

木曜日の今日は工房は定休日、でも東京に帰れば、いろいろと用事はあるが、なにも今日mustではない。地方に出て時間があることは、滅多にない。

天気もいいようだし、久しぶりの京都を散歩でもしよう。身支度をしてホテルを後にした。駅前の案内図を眺めながら行き先を探した。

昨晩のなかひがしのご主人は、大原出身で大原の山を歩いて草花を摘んでくるそうです。食事の最中にでた私の思い出の三千院のはなしを思い起こし、バスの案内所で、大原までの所要時間などを伺い、大原行きのバスに乗り込みました。

慣れない街での観光は、バスをよく使います。街並みを眺めながら進める。今回のように路線バスだと町の人たちの生活にも触れることができる。気になるところがあれば合図をして次のバス停で降りる。海外でもよく手段です。

東本願寺を眺めながら、昔懐かしい「八起庵」さんの前を通り過ぎ、バスは、川端から山へと進んでいきます。大原のバスセンターからすぐに三千院の入り口が始まります。中学生の頃の修学旅行以来です。そのときに三千院の仏像さんの穏やかな表情にひかれたのを今でもよく覚えています。

狭い山道をあるきながらお土産屋さんを覗きながら当時、ここでお着け物をお土産に買ったことなどを振り返りながら、ゆっくりと歩を進めます。

ほどなく到着した三千院の御門は、私の記憶には、ありませんでした。

拝観料しはらい中へ入っていくといきなり、記憶がよみがえりました。

当時の私が仏像さんの表情のどこにひかれたのかな、などと思いながらお参りして記憶をたぐり寄せながらいい日に訪ねることができたことに感謝しつつ山をおりました。

帰りのバスを途中下車して三条から祇園をぬけて京都駅まで歩いて初秋の京都の散策を楽しみました。

2008.10