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ドイツ視察旅行 2006

1.アムステルダム経由にて出発

2年ぶりのドイツ。全国から集まったお肉屋さん、ハム屋さんの方々とオランダ・アムステルダム経由でミュンヘンに入る。

今回は、ミュンヘンのビール祭り「オクトーバーフェスト」とシュトットガルトの食肉展[SUFAA]にての研修。ドイツで食肉展といえば主にハムソーセージ関係の機械、道具、香辛料などの紹介と新しい技術や情報が発信される。

到着後は、ミュンヘン郊外シュタンベルグの食肉店Luts(ルッツ)にての研修が始まる。ルッツは、大きな食肉店で最近のドイツではめずらしく自家と殺から製造まで行っている古来の製造方法をまもりつつ新しい商品の開発から見せづくりまでを行っている。興味深いお店である。ルッツはいつ来ても衝撃的なお店でご主人との再会も楽しみである。1週間という短い期間のドイツだが、楽しみだ。


2.ミュンヘン

ミュンヘン郊外のメッツゲライ・ルッツ(Mezgerei:食肉、ハムソーセージ店)にて早朝暗くうちから見学。

この店は町の台所を守っているかのように、ハムソーセージ、生肉などの他にチーズ、サラダ、ワイン、ジュースにパスタなどの商品もそろえている。

前回にもこちらのルッツ食肉店で見学をさせていただいたが、相変わらず元気に的確な作業している。

すべての人たちが、みんなの作業をわかっていて無駄なく動いていて次々といろいろな商品が出来てくる。

このお店では、最近は総菜や、ランチボックスなどの需要も多く、サラダやサンドゥイッチの朝の仕込みの仕込みも忙しい。作業が終わると、朝7時から朝食をごちそうになった。シンケンブルスト、パプリカリヨナーにボンレスハムにケーゼなどいろいろなソーセージとパン、コーヒー、ミルク。ドイツの典型的な朝食である。

 

さらに、ミュンヘン市街地の反対側でもう1件メッツゲライウェイバー、視察、こちらは田舎町のお肉屋さんと言った感じでした。

自家と殺から製品づくりまでしている。ここでは、日本人からも1人修行に来ていた。

 

午後からは、ミュンヘン市内でダルマイヤー、パリのフォション、ミラノのペックに並ぶ

ミュンヘンきっての食肉総合食品店。市場に並ぶ食肉店を見学した後は、待ちに待ったオクトーバーフェストです。

 

会場に近づくとドイツの民族衣装に身をまとった人たちが嬉しそうに会場に吸い込まれていく。

会場に入ると広大な土地のなかにホフブロイハウス、ポールネール、レーベンブロイなどの各ビールメーカーの

数々の巨大なテントが立ち並ぶ、奥の方には移動遊園地大きな乗り物にと東京ディズニーランドを思わせるようだ。会場内を1週するだけでも楽しく過ごせます。

私たちはポールネールのテント、ミュンヘンでもポールネールは、美味しいメーカーのビールだ。

1年以上前に予約をしないととれないという予約席だが、ミュンヘンの知り合いがなんとか確保してくれた。

巨大なテントの真ん中には、大きな生バンドのステージが設けられて廻り中に所狭しと客席が並べられている、夕方の5時前、なのにほぼ満席。

あちらこちらのテーブルから「ブロースト、ブロースト・乾杯、乾杯」の声が響く。ビアシンケンに、シュバイネハクセに、バイスブルストにとバイエルンの肉料理がならぶ。

まずは、ビールで乾杯。ドイツのビールジョッキのレギュラーサイズは、1リットル。日本の生ビール中ジョッキは500ミリリットル。2倍の量である。ビール好きの私でも大きなジョッキを1杯をなかなか大変。

2杯目が飲み終わる頃には会場内もかなり盛り上がってきて椅子の上にたって踊り出すひとたちも出てきて知らない人たちと方をだきあって踊り出す。あっというまに夜もふけて9月28日のオクトーバーフェストは幕を下ろしていきます。


3.ミュンヘンからシュトットガルトヘ

メッツゲラィルッツとの名残惜しさを残しながら、一路シュトットガルトヘ向かいます。

本日の予定は、同行者のコンテストへのエントリーとスモークハウス工場見学。

シュトットガルト食肉市場の近所にある事務局に各自の製品をエントリーした。

スモークハウス工場見学では、スモークハウスの仕組みやいろいろな種類のスモークハウスの説明をしたいただいた。スモークハウスの仕組みが理解できるとスモークハウスの使い方も少しかわってくる。いろいろな長所短所がわかって製品作りにも役に立つようになる。他社のスモークハウス工を使っている人も大きくうなずきながらそれぞれ収穫をえていたようだ。

工場見学後、ホテルに入りミュンヘンで購入した備品などを分けて食事に向かった。シュトットガルトの名物の餃子のような料理など南ドイツの料理をいただいた。