バスクを目指す食の都めぐり<2-トゥールーズ>

toulouse

スルーシティの1泊めにトゥールーズを選んだ。今回を逃すともう来れないかもしれないと思った。ボルドーに入るより飛行機が空いていて入りやすかったというこもあるが訪ねて見たかった街である。

東京から遅延が重なり夜中の12時頃にトゥールーズ空港に到着。羽田からの移動時間は、21時間。電車もバスも無い、タクシーで市内のホテルへ、ビールとミネラルウォーターを手にしてチェックイン。長時間の移動の疲れか、わずかなビールで熟睡。街の下調べはいっさいしていない。翌朝シティマップをもらって市場へ。さすがに食の街の市場、街の景観に比べて市場は元気!野菜は建物の外側を1周するように軒を連ね、中に入ると肉屋さん、チーズ屋さん、パン屋さん、豆屋さん、魚屋さんとつづく。牛肉をメインにしているお店がほとんど。

明るく衛生的なトゥールーズの市場

市場内の牛肉専門店

市場内のシャルキュトリ(ハムソーセージ屋さん)                            

この季節は立派なアスパラが並ぶ

シャルキュトリも数件ある。フォアグラ専門店などもありさすがフランスです。うろうろと2周ほど廻って朝食のメニューが決まり始めたドライトマトのマリネ、アンチョビのピッザ、フォアのパテアンクルートを買い集めてスタンドカフェにてコーヒーを頼んでカウンターの片隅で一緒の食べて良いか?と、「もちろん、どうぞ」とみんなやさしい。マリネを買ったところでフォークが無いか聞いたら笑顔でくれた。舌うちしながら食べていると目の前にオレンジジュース絞り器があった。オレンジジュースを追加。バレンシアオレンジを2個絞ってくれた。

市場での朝 ドライトマトのマリネ、フォアグラのアンクルート、オレンジジュース、コーヒー

偶然みつけた街路地の市場

市場を廻っていて牛肉も多かったが鴨も多かった、今までに見たことの無いような加工方法の鴨もたくさんあった。東京に戻ったら真似して作ってみよう。と思っているうちに、今晩は、鴨のコンフィと牛肉のタルタールが食べたくなった。トゥールーズの強度郷土料理と言えばピレネー山脈の気候で育った鴨肉。広大な牧草地のなかで育った牛肉。ガスコーニュの黒豚などを塩漬け、パテ、ソーセージ等のシャルキュトリをジャガイモ、キャベツ、玉葱、豆のどを炊いたりグリルする料理が旨い。今晩は、鴨のコンフィと牛肉のタルタールステーキに決めた。市内を当てもなくうろうろと散策しながら街のセントラル広場にでた。汽車ぽっぽ型の観光電車が路上を走り、道ばたのあちらこちらにメリーゴーランドがある。ぼくの想像以上に観光の街なのがわかるぱらぱらと雨が降り始めたので予定より少し早いがホテルに戻り預けていたバゲージを引き取り駅へ、次の街ボルドーへ移動。切符を買って外を見ると結構な本降りに、ぎりぎりセーフ。田舎町から田舎町への移動は、スムーズに行かない。切符を買って電車まで1時間近く。駅構内をうろうろとして、発着ホームの発表を待つ。日本では考えられないことだが30分くらい前までホームがわからない。ホームが発表されるまでデパーチャァの掲示板を大勢の人がにらんでる。ボルドー経由のパリ行き、かなり混んでるようだ。発表されるとみんなは、ホームへ、ぼくは、ビールを買いに売店へ。TGVでの2時間あまりの旅。次は以前から訪ねたかった赤ワインの聖地ボルドー!

トゥールーズの駅

トゥールーズからボルドーまでの新幹線の切符