ビアブルスト(太腸詰)との出会い

シュヴァルツヴァルト/Schwarzwald耳覚えのある言葉でしょうか?黒い森という呼ばれているドイツ南西部フランとスイス、リヒテンシュタインの国境に囲まれた放置された自然豊かなエリアです。山間のエリアには、小さな集落や村が点在しています。スチューリンゲン/Stuhlingenという村の道は、ほとんどが坂道で昔ながらの石畳の路地様な道ばかり、私が投宿したのは、その村の真ん中に古風なドイツ建築のホテル。観光客むきのカフェやレストランはほとんどなく夜のビールは、ホテルのレストランです。ビールの銘柄も1社のみピルスナーとヴァイスビアの2種類だけ、元気な気さくなホテルの女将にピルナービールをオーダーすると「ビアブルストは、食べる?」とお決まりのメニューの確認。「一皿お願いします」とかわいい華奢な丸々太ったようなグラスにピルスナーが注がれてきます。しばらくすると無骨な大きなソーセージが2本、豚肉のゴロゴロしたあらびきのソーセージ、地元の香草の香り豊かで、スモークきつめのソーセージ。さすが、シュバルツバルト!この村には、肉屋は1軒、そこのご主人と少し話したとき、「スモークチップはなにをつかっているの?」「裏山の雑木枝」即答、少しうれしい笑顔になったわたし、このビアブルストもそのご主人の作品です。ジュワッとジューシィーな食べ応えのある太い豚腸詰め2本、名前のとおりビールに最高。既に満腹。あの田舎のビアブルストまた、食べたいなぁ。