「とにかく、ヨーロッパへ行こう。」と言うことでスタッフみんなとその家族たちで、行くことになった。行き先は、みんなの希望によりローマとパリ、ヨーロッパ初心者コースだ!スタッフたちは、みなヨーロッパは初めて。格安航空券を探して、宿は、直接頼んで、食事は、みんなで割り勘。現地では、自由行動。団体行動も個人行動も全部自由。移動は、電車のスタンダードと徒歩。とにかく、ヨーロッパ体感。パリ経由でローマに夜到着。ホテルまで電車で移動してチェックインして早速、近所のカフェで夕食。初めてのヨーロッパの食事にみんな興味津々。食べて飲んでおしゃべりして、明日はそれぞれ別行動でローマ市内観光。
翌日、ローマ市内観光を終えてホテルにもどるとなんとなくみんな集まった、一緒に夕食と言うことになった。スタッフから「明日は、どこ見るんですか・」とぼくにきいてきた。「ちょっと遠いけど日帰りでナポリに行こうと思ってる」とこたえると、みんなの顔が「さそって」「一緒にいいですか」という顔をしていた。「一緒に行きたい方は、どうぞ」と言うと、明日は早朝からみんあでナポリ散策と決まった。
今日は、みんなでナポリへ。
朝7時に集合してセントラル駅へ、電車は7:25発でナポリ行きの特急があるのは、確認した。でも、チケットを買う場所がわからない。市内の切符は売店で売っているので聞いてみると反対側にチケットセンターがあるとのこと。無事切符を買ってドリンクとサンドウィッチを買って特急に乗り込んだ。優雅なシートに6人ですわり気持ちよい電車の旅が始まった。ところに、検札。私たちのチケットはこの特急のものではなく、その前の急行ののものだったらしい、乗車券に匹敵するクライの特急料金を取られた。ものの快適な電車の旅は2時間弱。ナポリに到着。なんとなく、港の方向へ歩き始めた。もちろんプランも下調べも無い。テントの並ぶ路地を発見、そちらに足を向けると魚市場がならぶ、さすがは、漁港町、貝類にさかなに新鮮でおいしそうなものばかり、その後魚市場街は、自転車とおもちゃの市場街になった。歩き続けてると細い観光客向きの商店街を発見、ぶらぶらと歩きながら港へむかっていたつもりだが、自分たちのいる場所がわからなくなった。広場にでたところで現在位置と方向を確認してふたたび港へむかった。大きなフェリーや客船の碇泊する大きな港に出た。でも、私たちが目指していた港とは少々趣がちがう。目指すは、その昔ナポリ公国によってつくられた。海にでぱってつくられたお城。そして、ピザ発祥の地と言われる、トマトベースの魚介類のピザ。そして、ナポリタンとして伝わってきたスパゲティペスカトーレ。港から海沿いを歩いて10数分、海岸線が南に面したとき眼下にまぶしいほどの大きな海が広がった。その先には、目指すお城も見えてきた。そのお城の右手には、サンタルチア通りものびいるはず、歩き疲れて、おなかをすき始めたみんなの顔にも笑顔が広がった。海岸線には、奇麗なリゾートホテルが陽光に照らされて並ぶ、海には、大きな船やヨットが水面をはしる。これぞ、ナポリ。カリオストロの城を思わせるようなお城のなかを見物して、ストラン探し、海の周りのレストランは、とても高そうでどのお店も準備中の様子。歌で有名なサンタルチア通りに足を進めるとおいしそうな気配のレストランが並ぶ。「どのお店にするか。」鼻をきかせて探す。どのお店も準備中の様子。12時半ころ昼食には申し分無い時間であり、空腹状態である。その中でもワインレッドのテントのきれいなお店に目をつけた。煙をもうもうと出している。中に入ってみると、開店は1時からとのこと、十分少々散歩をして待つことにした。
このときにナポリで食べたマルゲリータ
地元の人たちで混み合うスーパーやBARを覗きながら待った。1時の鐘が鳴りお店に向かう。誰もいない、中に入って声をかける。返事がない、カウンターの奥ではピザの釜に火が入って釜の準備は万端のようだ。先ほどの煙はこの釜の薪が炭化する前の煙のようだ。なんども大きな声をかけてようやく店員が席に案内してくれた。少し寒いけど、外のテラスの気持ちよい席に座った。メニューが配られ思い思いにみんながオーダーを入れる。ピザ、ペスカトーレとのご対面である。ピザ発祥の地、ペスカトーレ発祥の地。期待がふくらむ。ビールやワインを飲みながら、料理の登場を待った。大きな3種類のピザが登場した。ペスカトーレもマルゲリータもクアトロフォルマッジョ(4種のチーズ)どれも見るからにおいしそうである。日本でよく見かけるローラーのナイフは出てこない。それぞれのピザをフォークとナイフで切る。ピザの前に座っていた人が当番のように切る。3枚のピザが切り終わると「ヨーイドン」のようにいっぺんに数本の手が伸びる。「うまい。」「おいしーい。」と感激の声を上げながらあっという間に大きなピザ3枚がなくなった。パスタのペスカトーレも、その他のパスタもサラダもあっという間にから皿になっていった。なんとなく腹八部目きぶんだったが徐々にお腹が充満してくる。デザートのオーダーを聴かれる頃には、おなかいっぱいでになっている。それでも、2人3人がデザートを注文する。大きなお皿のデザートが届くとあちらこちらからまた手が伸びる。仕上げのコーヒーの入る隙間の無いほどお腹いっぱいになって店をでる。来た道とは別の順路で散策しながら駅に向かう。途中何度か思惑と違うところに出て地図を確認しながら駅に到着。夕日に焼けた山が出迎えてくれた。帰りは、特急に乗らず、切符の指示にしたがって急行にのった。丁度、6人様の個室に収まり、お菓子やビールを手に手にローマまでの電車の旅を楽しんだ。
この旅の思い出に、オーブン焼きソーセージ「ナポリ」が生まれました。ナポリで食べたピザを思い出しながらレシピを書いて試作しました。
引用文:とにかくヨーロッパ行こう より
限定品:オーブン焼きソーセージ「ナポリ」 ナポリは、フライパンで焼いてください。パンにのせてオーブントースターもお奨めです。